金属加工

金属加工とは、鉄やアルミニウムなどの金属材料を製品や部品として使用するために、様々な手法で加工する技術全般を指します。家電や建物、スマートフォン内部の精密部品など、ほとんどの工業製品は金属加工を施して作られています。​

金属加工は、大きく「素材の形状を変える加工」と「素材の性質を変える加工」に分けられます。前者はさらに機械加工、塑性(そせい)加工、鋳造(ちゅうぞう)という加工方法に分けられ、後者は熱処理や表面処理という加工方法に分けられます。用途や形状、数量などの条件によって最適な加工方法を選択する必要があります。​

製品をピカピカに仕上げる、バフ研磨

バフ研磨は金属加工(金属研磨)の一種で、金属の表面を美しく滑らかに仕上げるための表面加工処理に分類されます。

布やフェルト、合成樹脂などで作られた柔らかい円盤状の「バフ」に、研磨剤やワックスを付けて高速回転させながら、金属の表面に押し当てて磨きます。バフ研磨を施すことで、金属の表面を鏡のようにピカピカに磨き上げ、高級感のある外観に仕上げるとともに、小さな傷や汚れなどを除去し滑らかな表面を作り出します。バフ研磨は、腕時計の外装や自動車部品など、高い外観品質が求められる製品によく使われます。

バフ研磨の体験講座では、生徒1人1人がアクセサリーなどの製作を行います。

金属加工の信州ものづくりマイスター

バフ研磨体験